有限会社 日光星の宿
( 栃木県日光市 日光星の宿 )
エアアズアサービスの導入を通じて、『快適な室内環境の通年確保』『事務所からの空調の一括管理』『費用の定額化』など多くの付加価値が実現しました。
■エアアズアサービス導入概況
建 物:地上3階(RC構造、延床面積2,607㎡)
対 象:2階客室10部屋・廊下、3階客室11部屋・廊下
契約年数:13年
工事概要:高暖房ビル用マルチエアコン2系統 室内機30台
1. 日光の老舗旅館の空調を定額サービス化
日光 星の宿についてご紹介ください。
日光 星の宿は、世界遺産『神橋』の袂にある老舗旅館。日光東照宮、輪王寺、日光二荒山神社へは歩いて行ける距離に位置しています。「星の宿 小西」の名で長く親しまれてきましたが、2005年6月「日光 星の宿」に改名し、リニューアルしました。客室数は21室、閑静で緑豊かな環境に囲まれ、日常を忘れてゆっくりお過ごしいただけます。
日光星の宿では、エアアズアサービスをいつ導入しましたか。
当館では、2018年10月、2階および3階の客室21室と廊下の空調を対象に、エアアズアサービスを導入しました。
2. 提案内容への高い評価
エアアズアサービスの導入を検討し始めた経緯を教えてください。
当館は、2005年6月に全館リニューアルを行い、その際に空調設備を刷新しました。しかしそれから10年を経て、設備も劣化し、お客様からは「空調機の調子が悪い」「空調機から音がする」「空調が効いていない」などのご意見が多くなりました。エアコンをつけながら暖房器具を貸していたこともありました。日光は秋口から寒さを感じはじめるので、空調(暖房)は特に重要です。2018年3月頃、そろそろ空調更新が必要と考え始めた時に、たまたま新聞でエアアズアサービスの記事を見つけ、興味を持ちました。
それまでは、故障すると業者に電話をして来てもらっていましたが、すぐには来てもらえず、お客様がいらっしゃる時間は対応できません。しかし本サービスは月額固定料金で修理も保守も全てお任せできること、何より遠隔監視によって「壊れる前に気が付きます」という言葉を信じて本格的に検討を始めました。
エアアズアサービス以外を検討されましたか。 各社の提案をどのような基準で比較したのでしょうか。
ダイキンエアテクノを含む4社から提案を募り、それを比較検討しました。 ダイキンエアテクノが提案したエアアズアサービス以外は、 従来のルームエアコンの更新や、それにリースを付加したものでした。 ルームエアコンの更新の方が確かに費用は安く工事期間も短く済みます。 工事期間は営業をストップしなくてはなりませんので、短工期でかつ丁寧な工事対応を重要視していましたが、ダイキンエアテクノは、高級旅館にふさわしい業務用のマルチエアコンによる空調工事を唯一希望工期で提案してくれました。
また、屋上にあった21台のエアコン室外機も、建物裏に5台に圧縮して設置することによりお客様が屋上で日光の景色を楽しんでいただけるような将来像もイメージできるようになりました。
3. サービス型の空調提供に大きな付加価値を感じた。
「エアアズアサービスの付加価値」とは具体的には?
大きくは「安心感」「業務効率化」「財務安定化」「信頼感」の4点です。
1. 「遠隔監視で快適な室内環境がずっと維持できるという安心感」
以前は、空調機の導入と修理する会社が別で、一貫性がないという難点がありました。空調機が故障してから直るまでに手間と時間が非常にかかるのです。空調機が直らないと、お客様にご迷惑をおかけすることになり、これは困ります。
一方、エアアズアサービスは、月額固定料金の中に「故障の予兆を検知して、実際の故障に到る前に先取り対策をするサービス」や「保守、点検、修理」の責任という付加価値も一貫して組み込まれていますので、万が一の故障の際に慌てて業者を手配する手間や労力も省け、旅館としては安心です。
2. 「事務所からすべての空調を一括管理が可能」
以前は、空調機のON/OFFは、お客様のチェックイン時間に合わせて従業員が部屋に出向き、手作業でスイッチを入れる必要がありました。旅館の繁忙期には空調管理まで目が行き届かず、毎回チェックできるような責任者もいません。また微妙な温度調整も困難でした。一方、本サービスの導入に際し、客室の空調機のON/OFFから温度設定に到るまで、すべて1階の事務所で一括操作できる提案もしてくれました。そのため、お客様が空調機を稼働させたままお帰りになった場合でも、部屋に行かず、事務所ですぐにOFFにできます。そして1日の中でも、朝昼夜の気温の変化に応じて、各部屋の空調の温度設定を調整できます。
現地の空調オペレーション向上まで気にかけた提案により、きめ細かい空調管理と、業務効率化の両方が実現できると考えました。
3. 「支払いが定額化できる。『経費』計上が可能」
空調機器を買い取りで導入すると初期投資が発生します。また修理や保守のたびに費用が別途発生します。しかし本サービスでは、こうした突発的な出費もなく、支払いは定額化、平準化されます。
また買い取り導入の場合、会計上は「資産」で計上されます。しかし本サービスならば、月々の支払いを「経費」で計上できます。今回購入することも可能でしたが、その他設備への投資も重なることから、総合的に判断しました。
4. 「業務用空調メーカーとしてのダイキンの信頼性」
ダイキンは業務用空調機で豊富な実績があり、信頼がおけます。今回、提案されたのは、寒冷地向けの業務用空調機です。低外気温度でも暖房の立ち上がりがスピーディーで、お客様にも素早く快適な室内環境を提供できます。さらには防雪フード付で寒さ厳しい日光という土地に合った空調機器を提案してもらえたのも決め手のひとつです。
4. 13年分の「安心」を手に入れた気分
エアアズアサービス導入後のご感想をお聞かせください。
まだ導入して2ヶ月ですが、お客様に常に快適な室内環境をご提供できることの充実感、遠隔監視で故障の予兆を捉えてもらえ、予防的にメンテナンスしてもらえることに安心感があります。空調の一括管理ができることも本当に便利です。
今回、エアアズアサービスは13年契約ですが、13年分の安心を手に入れたような気がしております。
最後に、エアアズアサービスとダイキンエアテクノへの今後の期待をお願いします。
今回は2階と3階の空調を更新しましたが、1階の空調機も、本サービスに切り替えることを検討しています。また今回空調更新とともに新電力サービスも導入し、電気代の削減効果も期待できます。空調の稼働状況レポートを見ながらエアアズアサービスに相談していきたいと思います。データやノウハウが蓄積していけば、年ごと季節ごとのきめ細かな空調管理が可能になり、さらにお客様が過ごしやすい空間が実現できることを期待しています。サービスは始まったばかりですが、13年という長い期間責任を持ってサポートして頂きたいと思っています。